夏号 ♣ 夏休みは早寝早起き♣

2016年07月16日

理事長コラム

夏休みは早寝早起き
子どもはより子どもらしく

今年は梅雨の時期に、関東地方は、山岳地帯に雨が降らなかったので、ダムは渇水で節電・節水でプール使用に制限がでる暑さ厳しい夏休みになりそうですね。
そうした意味で、有料プール教室は自粛し、家族で楽しめるプール開放日を例年より多くしています。

さて、いよいよ夏休みですね。戦後、地方から上京された方も都会で家庭を持ち、孫世代を迎えるようになると、ふるさとが遠くなった家庭も増えました。したがって、夏休みに田舎で長期滞在する子ども少なくなりましたが、その代わり、自然に包まれて家族でキャンプ生活をされる方も多いことと思います。

2002年学研から出版した私の著書『夢チャレンジ』に「私はこんな子を望む」というあるお母さんの詩を紹介しました。

私はこんな子を望む
・おとなしそうで芯の強い子
・けんかはめったにしないが、やりだしたら血が出てもこぶが出てもやめない子
・服を着せたら、しょうしょうきつくても、だぶだぶでも兄のお古でも気にしない子
・お祭りがあれば、友だちと一緒に喜んで参加し踊る子。
・学校でスポーツ文化活動に夢中になり、若い血を燃やす子
・弱い者の味方になって、いじめられてるのを見ると大きい者や強い者に突き当たっていくような子
・時々、日曜日には『おばあちゃんのお墓にお花をあげてきたよ」と言ってくれる子
・時々は、正しい理屈を言って、お父さんの言い分に負けない子
・小鳥を飼ったり、金魚や草花の世話をしたり、図鑑を調べたり、学校の教科書より他の本をたくさん 持っていて、雨の日には一日読みふけり、暑い日盛りには外で友達と遊び、どんなものでも喜んで食べて、それでも病気せず、何事にも意欲をもって取り組むピチピチしたそういう子どもを私は望む。

いかがですか、男の子像だけで恐縮ですが、今のお母さんが期待するお子さん像と異なりますか?
夏休み、ご家族で話し合ってみては如何でしょうか。その結果をお子さんに話してみたら、「僕は、こんな子にはなりたくない。」
「わたしはこんな男の子は、にがて。」等、想定外の結果が出るかもしれませんね。

大人に許されても、子どもがしてはいけないこともあります。
それを承知で大人の目を盗んで、こっそりとやるスリルは、子どもの時しかできない体験でもあります。
大人の理想ばかりを押し付けると、子どもらしさが消えてしまいかねません。このほどほど加減が子育ての「家伝の隠し味」?
難しい課題ですが、「編みの目を処どころ大きめに開けておいて、見守れる大人のゆとりも大切でしょうね。
テレビが普及して、家族全員がテレビの映像を共有するようになってから、大人も子どもも同じイメージを描くようになって、それが主たる原因で「子どもらしさ」失われたと社会問題になったこともありましたね。

テレビとインスタントラーメンと冷蔵庫は、新しい文化を生みました。そして現在は、スマフォ、パソコン、コンビニ、通販・・・チンすれば料理もできる便利な時代になりました。
同時に、家族が、独り一部屋、テレビ付きで食事もばらばら、深夜に及ぶメールの会話・・・、 家族団欒の場も失われてきています。

「子どもは子どもらしく」を超えて『人間はより人間らしく」生きる原っぱ教育が必要になりました。
百ます計算で一躍有名になった陰山英男先生は、広島県の尾道辻堂小学校でも、教え子が東大、京大、有名中学に生徒を多数進学させて注目されました。                         陰山さんは、「私の教育成果は、子どもの生活習慣の建て直しです。元気で意欲的な子どもが伸びる。テレビに疲れ、朝食抜き、寝不足の子どもの脳は死んでいる。」と、赴任先の子どもと親に、
「朝、六時半までには起きよう!」 「朝日をたっぷり浴びよう!」
「朝食は、ご飯をしっかり食べよう!」「テレビとゲームの時間を制限し、9時半までには、ねよう!」と呼びかけ、生活習慣を徹底した結果、子どもたちは生き生きと意欲的に生活、学習するようになったそうです。

蔭山さんは、「意欲的で団らんのある家庭には、勉強ができる子が育つ。」「テレビ、テレビゲームの代わりに図鑑を置こう!」と、子どもの生活習慣のたて直しを提唱します。
子どもの育ちは健康第一ですね。

77歳の私は5時起床、1時間のウォーキング、テレビ体操、筋トレを続けています。子どもに癒され子どもから元気をもらう日々は平凡故健康です。

長い夏休みになり、お子さんを各ご家庭にお返しすることになります。よろしくお願いします。
皆様健康で楽しい夏休みをお過ごしいただけたら幸いです。