♠欧州幼児教育視察研修に行ってきました♠

2018年04月04日

トピックス

第3回子育て支援 EU視察

ーフランス・ドイツー

2018年3月25日(日)~3月30日(金)と

短い視察日程でしたが研修をしてきました。

2015年、第1回は、イギリスのチルドレンセンターでは新しい教育制度

オックスフォードのグランド・ポントやドイツのベルリンでのファミリーセンターでは、

アーリー・エクセレンス・プログラムに於いてのポートフォリオの取り方等学びました。

2016年、第2回では、オランダ ユトレヒトでのイエナ・プラン教育

フィンランド エスポの幼児教育課程の研修をしてきました。

今回は、ドイツの子育て支援制度

そして、13年前にも訪れたドイツの森の幼稚園

フランス ヴァンスの国立フレネ学校を視察することができました。

特にフレネ学校では、13年前の通訳、佐藤さんを介して

絵画造形・計画・評価・個別学習・異年齢学級・自由研究の発表・子どもによる学校運営

など4時間近くフレネ学校のスタッフと膝を交えての交流ができました。

教員養成校の先生や、外部の幼稚園の先生方と

健伸学院からは、柴田理事長、健伸幼稚園 衣子園長、行田幼稚園 大輔園長、

むぎの子保育園 武藤施設長、久米、草野、戸井田、金子、青山の子育てスタッフが参加した

ドイツとフランスの子育て事情の視察をご報告します。

羽田から11時間40分、ドイツのミュンヘンに到着し専用バスでフュッセンへ向かいました。

街並みは、やはりヨーロッパの趣き。

 

保育園の視察の前にシンデレラ城のモデルになった

『ノイシュバンシュタイン城』に寄りお城周辺の散策をしました。

   

フュッセン市内に戻り、アーヴォ保育園の視察に向かいました。

静かな住宅街の中にある保育園でした。

幼稚園・保育園それぞれ3カ所を持つAWOという企業が経営しており

今回の施設では、0~6歳まで110名の子どもたちが入所しているとのことでした。

 

    

 

     

子どもたちの撮影は禁止されており残念でした。

 

フライブルグでは、街の中心地までトラム(路面電車)に乗り

大聖堂の見学や朝市など街探険をしました。

 

そして、森の幼稚園の視察へ

  13年前にも訪れた同じ森で、懐かしく色々と思い返されました。

住宅街から川を隔て一歩入っただけですが、

空気が変わり、五感が研ぎ澄まされていく感覚を覚えました。

静かな森は、鳥のさえずりが響き、私たちを自然の奥深さへといざなってくれました。

今回の幼稚園は、森の入口に近く川もすぐそばにあり

明るく開放的で色々と楽しめそうに感じました。

トレーラーハウスの中もきれいに整理され

暖炉もあったり、教材も豊富でした。

 

     

  

  

 

 

訪れた時は、絵の具を使って絵を描くことが課題でした。

しかし、ここでも子どもの撮影は、厳しいのが現状でした。

2時間ほど視察しチューリッヒに向かい、ニースに到着。

翌日の28日(水)は、

ヴァンスにあるフレネ学校の視察に向かいました。

通訳の方は、佐藤さん。

何と13年前のフレネ学校での通訳も同じ佐藤さんで驚きました。

 

“パパフレネの木”

先生方がフレネ学校の歴史から教育理念、教育方法まで

詳しくお話してくださりたくさんの学びを得ました。

     

ここからは、幼稚園の子どもたちの保育室になります。

   

『書くことを』を大切にしているフレネ教育では、

朝の文章と呼ばれる自分の創作を書くことから一日が始まります。

活字を使い印刷も幼稚園の子どもたちが行います。

  

 

子どもたちは、仕事もしっかりやります。

ニワトリを大切に育て卵を売ったり

本を出版し、自治の収入として貯蓄しているそうです。

 

アトリエには子どもたちの描いた絵がおかれていました。

まだ途中の絵でしたが、その色彩は、やはり素敵でした。

 

最後に劇場で記念撮影。

ヴァンスをあとにして…

モナコ王国で一休み。美しい風景でした。

3月29日(木)

ミュンヘン空港から羽田に向けて帰国の空路

あっという間の視察の旅でした。

短い分、ギュッと煮詰めたような確かさを感じた旅でもありました。

初めての先生方とも親しくお話ができ、更に視野が広がったように思います。

この視察で得たものを学院スタッフで共有しながら、

また学びを深めていきたいものです。