◆平成27年度 学院研修で学びを重ねました◆

2015年04月10日

トピックス

3月31日(火)、4月1日(水)二日間にわたって、学院スタッフ総勢51名が集まり

ヒルトン成田ホテルで学院研修がおこなわれました。

船橋から成田までの途中、“江戸優り”といわれるほど栄えていた佐原に寄り、

汗ばむほどの陽気の中、昔ながらの街並みを散策し楽しみました。

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1日目

最初に柴田理事長より平成27年度健伸学院 教育方針を講話された。

先日の欧州視察からフィンランドメソッド、イエナプラン教育に触れながら、

発想力、論理力、コミュニケーション力、表現力、思考力と筋道をしっかり立てた教育をと提言された。

そして、子どもの声を聞きコミュニケーションを十分にとることの大切さと

これから教師として『グローバル・コミュニケーション』情報が大切であること。

様々な実体験を通して自分で考えて自分で発信することが大事であると強調された。

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幼稚園情報誌編集長の片岡氏からは、ご自身の生き方、様々な幼稚園など

話題豊富な片岡氏らしいお話にもりあがりました。

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2日目

3月に慶應義塾大学大学院を卒業した柴田茂樹教諭から「後発発展途上国の初等基礎教育における

教員・意識・態度変容に関する研究」と題した論文の集約『コンゴ民主共和国での研究について』

を大学での発表で実際に用いたパワーポイントで研究内容の報告があった。

コンゴの現地でのM先生と茂樹教諭の6ヶ月にわたる協働授業を通してM先生が当初の姿から徐々に変化

していく研究内容であった。教師の資質改善、意識の向上を行うため、茂樹教諭と教員のM先生との

授業の実践(異文化間協働)・反省を試み、その経過を追っていった研究は、研究の視点の持ち方、

まとめ方、発表の仕方など学ぶことが多いものであった。

茂樹教諭は、引き続き、自由な活動・表現の場の保障、教師の資質向上を目指すため、

Acadex小学校の協働授業の可視化、モデル校を目指すことを語った。

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3月に渡欧し視察したフィンランドとオランダの教育について

帰国後、2日余りでしたが、画像や動画をDVDにまとめての報告があった。

学んできたことを健伸の教育にどう取り込んでいくかが、今後の課題でもあります。

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講師の青木久子先生からは『一元多様化の時代の教育課程の構造と保育の質』についてお話頂きました。

イエナ教育における“対話”とは、教師が教授するのではなく、子ども達との話し合い、

子ども同士の学び合いを通じて子ども達の理解や発見を深めていく。

これまでの日本は伝達の文化であった為、浸透するのは難しいが、諸外国では取り入れている旨のお話から

世界各国の教育の在り方、文化にいたるまで、様々な視点から講話してくださいました。

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その後、フロアーからも質問や意見などがあがり、熱い研修になりました。

この研修をどう生かしていくのか、更なるステップをめざしたいものです。